こんにちは。Tradivanceです。
Google Workspaceで生成AIのGeminiを活用して、業務効率化やコスト削減を実現したいとお考えの企業担当者の方も多いのではないでしょうか。
特に「Business Standardプランで何ができる?」「2TBで実際の業務は回る?」「容量不足の兆候は?」といった疑問を抱えている方は多いと思います。
実際に私たちもGoogle Workspace Business Standardの実運用について色々と調査してみましたが、2025年1月以降、日本向けの参考価格としては、Business Standard は年契約ベースでおおよそ月額1,600円前後の水準で案内されるケースが多くなっています(実際の価格は販売パートナーや契約条件により変動します)
最新の料金体系とGemini完全機能の理解、プール型2TBストレージの活用方法把握、容量不足の早期発見、Googleドキュメントは容量カウント外などのTips活用、そして適切なPlus移行判断をセットで理解しないと、コスト最適化の機会を逃しやすいのでは?と思っています。
だからこそ本記事では、Google Workspace Business Standardプランの利用人数別料金から実運用のコツまで、2026年最新情報を基に解説していきたいと思います。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- 2026年最新の料金体系と利用人数別運用コスト(10人・50人・100人・300人)の完全比較
- 2TBプール型ストレージの実運用事例と容量不足の兆候・早期対処法
- 2026年1月標準搭載のGemini完全機能とビジネス活用の具体例
- Plus移行と追加ストレージ購入の費用対効果・判断基準と実例
Google Workspace Business Standardとは

Google Workspace Business Standardは、月額1,600円から利用できる中小企業向けの標準プランです。
独自ドメインのプロフェッショナルなメールアドレスと2TBのクラウドストレージを活用し、Gmail、Googleドライブ、Meetなどの必須ツールに加え、録画機能や高度な検索機能をビジネス専用の管理機能とともに導入できます。
2025年1月からはAI機能Geminiも標準搭載され、追加料金なしでメール文案の作成支援、会議要約、多言語翻訳などが利用可能になりました。
Business Starterとの決定的な違いは、ストレージ容量が約67倍の2TBに拡大され、Google Meetの録画機能が追加されることで、会議内容の記録と共有が可能になる点です。
Google WorkspaceのGeminiは、Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、Meetなどのビジネスツールに統合された生成AIアシスタントです。
Google WorkspaceのGeminiは、AI技術を活用して文書作成、メール下書き、会議の要約、データ分析など、日常業務を効率化するAIアシスタント機能です。
従来は有料アドオンでしたが、2025年1月16日以降、BusinessおよびEnterpriseプランに標準機能として統合されました。
- 文書作成やメール作成をAIがサポートし、業務時間を最大30〜35%削減可能
- 会議の自動メモ生成や65以上の言語へのリアルタイム翻訳で国際的なコラボレーションを促進
- エンタープライズグレードのセキュリティでデータを保護し、入力内容はAIの学習に使用されない
Google Workspace with Geminiの登場により、企業はAIを活用した業務効率化を低コストで実現できるようになりました。
Google Workspace Business Standardとは
2026年最新の料金体系(年契約・月契約の違い)
Business Standardの料金は年契約と月契約で異なり、年契約のほうが月額を抑えられる仕組みです。
2025年以降の料金改定により、日本国内のリセラー各社では Business Standard を年契約で月額1,600円前後、月契約で月額1,900円前後といった価格帯で提供している事例が多く見られます(税区分や為替、キャンペーン等により前後する可能性があります)
利用人数や継続期間が見えている場合は、年間で3,600円の差額が発生するため、コスト最適化の観点から契約形態の選択が重要になります。
| 項目 | 年間契約 | 月契約 |
|---|---|---|
| 月額料金(1ユーザー) | 1,600円 | 1,900円 |
| 年間料金(1ユーザー) | 19,200円 | 22,800円 |
| 10名での年間総額 | 192,000円(36,000円の節約) | 228,000円 |
| 30名での年間総額 | 576,000円 | 684,000円 |
Business Standardは契約形態によって月額コストが変わるため、利用期間と人数を踏まえた選択が重要です。
最大300名まで利用可能なBusinessプランでは、組織の規模に応じて年契約による大幅なコスト削減が期待できます。
Google Workspace Business Standardの機能でできること

Business Standardは、月額1,600円(年契約時)で2TBの大容量ストレージと会議録画機能を備えた、中小企業に最も選ばれているプランです。現在はGemini AIが標準搭載され、追加費用なしで業務効率化が実現できます。
特に注意すべきは「2TBストレージの効率的活用」「容量管理の実践方法」「上位プランへの移行判断」という3つのポイントです。
| 機能項目 | Business Starter | Business Standard |
|---|---|---|
| 月額料金(年契約) | 800円 | 1,600円 |
| ストレージ容量 | 30GB×ユーザー数(プール型) | 2TB×ユーザー数(プール型) |
| Meet参加人数 | 最大100名 | 最大150名 |
| 会議録画機能 | 利用不可 | 利用可能 |
| 共有ドライブ | 機能制限付きで利用可能 | 完全機能利用可能 |
| Gemini AI | 標準搭載 | 標準搭載 |
Google Workspace Business Standardの機能でできないこと・注意点

Business Standardは2TBの大容量ストレージと会議録画機能を備えた、多くの企業に選ばれる基本プランですが、セキュリティ機能やコンプライアンス対応には制限があります。
Business Standardは、最大150人のビデオ会議機能と会議録画が標準装備されており、中小企業の業務効率化に必要な機能が揃っています。
ただし、Google Vaultによる電子情報開示機能や高度なデータ損失防止機能は利用できないため、法令遵守が厳しい業種や組織では上位プランを検討しても良いかもしれません。プラン選定時にこれらの制限を把握することで、将来的な業務拡大やコンプライアンス要件への対応を見据えた適切な判断が可能になります。
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
ストレージ容量(1ユーザー2TB)のプール制と組織全体での管理
Business Standardは1ユーザーあたり2TBのストレージ容量が提供されています。
2024年以降、ストレージはプール制で運用され、組織全体で「ユーザー数×2TB」の容量を共有する仕組みになっています。たとえば10ユーザーの組織では合計20TBの容量プールが利用可能です。
この方式により、特定ユーザーが2TBを超えて使用しても、組織全体の容量に余裕があれば問題なく運用できます。ただし、管理者は定期的に管理コンソールでストレージ使用状況を監視し、全体容量の80%到達前に対策を講じたほうがよいでしょう。
動画制作会社やデザイン事務所など大容量ファイルを日常的に扱う組織では、1年から2年程度で2TBに到達するケースも報告されています。容量不足の兆候としては、ファイル同期の遅延、新規保存時のエラー表示、管理コンソールでの容量警告などが挙げられます。
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
「2TB」で実際に保存できる業務データの目安と容量不足の兆候
2TBの容量は通常の業務であれば数年間は十分に対応可能ですが、業種や業務内容によって消費速度は大きく異なります。
一般的なオフィスワークでメール添付ファイル(1通あたり3~5MB)と業務文書を中心に運用する場合、1ユーザーあたり年間50~100GB程度の消費となり、2TBは約20年分に相当します。
一方、デザイン業務で高解像度画像(1枚10~30MB)を頻繁に扱う場合や、マーケティング部門で動画素材(1本500MB~5GB)を多用する環境では、1~3年程度で容量が逼迫する可能性があります。
容量不足の兆候は段階的に現れます。まず70%到達時点で管理コンソールに警告が表示され、85%を超えるとファイル同期の遅延が発生し始めます。95%以上になると新規ファイル保存が制限され、業務に支障が出る可能性が高まります。
| 業務タイプ | ファイル容量目安 | 2TBで保存可能な目安 | 容量到達目安 |
|---|---|---|---|
| 一般事務(メール・文書中心) | 年間50~100GB | 約20~40年分 | 10年以上 |
| 営業・企画(資料・PDF多用) | 年間150~300GB | 約6~13年分 | 5~10年 |
| デザイン・クリエイティブ | 年間500GB~1TB | 約2~4年分 | 2~4年 |
| 動画制作・映像編集 | 年間1~2TB | 約1~2年分 | 1~2年 |
管理者は容量使用率が70%に到達した時点で、不要ファイルの整理ルール策定、重複データの統合、アーカイブポリシーの導入などの対策を開始することが推奨されます。
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
会議録画機能は利用可能だが、最大参加人数は150人まで
Business StandardではGoogle Meetの会議録画機能が標準搭載されており、Starterプランとの重要な差別化要素となっています。
録画した会議動画はGoogle Driveの「Meet Recordings」フォルダに自動保存され、会議主催者とカレンダーイベント作成者がアクセス可能です。録画ファイルは組織内での共有も容易で、欠席者への情報伝達や議事録作成の効率化に大きく貢献します。
ただし、参加可能な最大人数は150人に制限されています。全社会議や大規模なウェビナーで150人を超える参加者が見込まれる場合は、Business Plus(500人まで)またはEnterpriseプラン(1,000人まで)への移行が必要です。
現在はGemini AIが標準搭載され、会議中の自動文字起こしや要約機能も利用可能になり、録画と合わせて会議の記録・活用がさらに効率化されました。
| 項目 | Business Starter | Business Standard | Business Plus |
|---|---|---|---|
| 参加人数上限 | 100人 | 150人 | 500人 |
| 会議録画機能 | ×(利用不可) | ◯(利用可能) | ◯(利用可能) |
| 録画保存先 | – | Google Drive | Google Drive |
| 会議時間制限 | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
| ノイズキャンセリング | 基本機能 | 強化機能 | 強化機能 |
録画機能を活用することで、研修動画のライブラリ化、顧客向けウェビナーのアーカイブ配信、プロジェクト会議の振り返り資料作成など、多様な用途に対応できます。録画データは組織のストレージ容量を消費するため、長期保存が不要な録画は定期的に削除する運用ルールの策定が推奨されます。
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
Google VaultとDLP機能が利用不可:コンプライアンス要件への対応制限
Business StandardではGoogle Vaultおよび高度なデータ損失防止(DLP)機能が利用できず、これがBusiness Plusとの最も重要な機能差となります。
Google Vaultは、法的紛争や監査対応時に過去のメール・チャット・ドライブファイルを保全・検索・エクスポートするための電子情報開示ツールです。訴訟や内部調査が発生した際、特定期間のメールや削除済みデータを復元・検索できないため、法令遵守が厳しい業種では重大なリスクとなります。
DLP機能の制限により、機密情報の外部送信を自動的に検知・ブロックすることもできません。クレジットカード番号や個人情報を含むメールの誤送信を防ぐ仕組みがなく、情報漏洩リスクが高まります。
| 機能項目 | Business | Enterprise | ||
|---|---|---|---|---|
| Starter | Standard | Plus | ||
| 月額料金(年間契約・1ユーザー) | ¥800 | ¥1,600 | ¥2,500 | ¥3,060~ |
| Google Vault(電子情報開示・データ保持) | × | × | ◯ | ◯ |
| DLP(データ損失防止) | 基本機能のみ | 基本機能のみ | ◯ 完全機能 | ◯ 完全機能 |
| エンドポイント管理 | 基本機能 | 基本機能 | 高度な機能 | 高度な機能 |
| セキュリティセンター | × | × | ◯ | ◯ |
| コンテキストアウェアアクセス | × | × | ◯ | ◯ |
内部監査部門や法務部門がある企業、取引先から情報セキュリティ体制の証明を求められる企業、ISO27001などのセキュリティ認証取得を目指す組織では、Business Plusへのアップグレードが強く推奨されます。
StandardからPlusへの移行は月額900円の追加コストとなりますが、コンプライアンス違反による罰金や訴訟リスク、信用失墜のコストと比較すれば、費用対効果は十分に高いと判断できます。
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
追加ストレージ購入の可否と費用対効果:プラン移行との比較
Business Standardで容量不足が発生した場合、対応策は主に3つあります。不要ファイルの削除・整理、追加ストレージの購入、上位プランへの移行です。
追加ストレージの提供有無や料金体系は、Google本体ではなく販売パートナー側のオプションとして扱われることも多く、公開価格が用意されていないケースもあります。追加容量の単価もリセラーや契約形態によって大きく異なるため、具体的な費用は契約先に個別確認する必要があります。
Business Plus(月額2,500円)へ移行すると、ストレージが5TBに増加し、追加で月額900円の負担となりますが、Vault機能やDLP機能も利用可能になるため、セキュリティとコンプライアンス面でのメリットも大きくなります。
もう一つの現実的な選択肢は、ユーザー数を増やすことでプール容量を拡大する方法です。10ユーザーから12ユーザーに増やせば、追加で4TBの容量が得られ、月額コストは3,200円の増加となります。実際に業務に必要な人員増であれば、この方法が最も合理的です。
| 対策方法 | 追加容量 | 月額追加コスト | その他のメリット | 推奨度 |
|---|---|---|---|---|
| 不要ファイル削除・整理 | 500GB~1TB程度 | ¥0 | 運用改善・セキュリティ向上 | ★★★★★ |
| ユーザー数増加(2名追加) | +4TB | +¥3,200 | 業務体制強化 | ★★★★☆ |
| Business Plusへ移行(10名) | +30TB(合計50TB) | +¥9,000 | Vault・DLP機能追加 | ★★★★☆ |
| 追加ストレージ購入(※) | 契約次第 | 契約次第 | なし | ★★☆☆☆ |
Google Workspace Business Standardでできないこと・注意点
利用人数は最大300ユーザーまで:規模拡大時の移行判断基準
Business Standardを含むBusinessエディション(Starter・Standard・Plus)は、最大300ユーザーまでの利用制限があります。
この制限は契約時だけでなく、運用開始後の組織拡大時にも影響します。従業員数が300名を超える見込みがある場合、または短期間で急成長が予想される企業では、最初からEnterpriseプランの導入を検討すべきです。
300ユーザーに到達した後にEnterpriseプランへ移行する際は、ライセンス変更作業や価格交渉、機能差分の学習など、一時的な業務負荷が発生します。移行タイミングは250~280ユーザー到達時点で検討を開始し、余裕を持った計画が推奨されます。
Enterpriseプランでは、ユーザー数の上限・下限がなく、組織の規模に応じて柔軟に契約できます。また、より高度なセキュリティ機能、無制限ストレージ(5ユーザー以上)、24時間365日のプレミアムサポートなど、大規模組織向けの機能が追加されます。
| プラン | 最大ユーザー数 | 月額料金(年契約) | 想定組織規模 |
|---|---|---|---|
| Business Starter | 300名まで | ¥800/ユーザー | 小規模(~50名) |
| Business Standard | 300名まで | ¥1,600/ユーザー | 中小規模(50~200名) |
| Business Plus | 300名まで | ¥2,500/ユーザー | 中規模(100~300名) |
| Enterprise Standard | 制限なし | ¥3,060/ユーザー~ | 大規模(300名以上) |
現在のユーザー数が200名前後の企業では、将来的な組織拡大を見越してEnterpriseプランの見積もりを取得し、Business PlusとEnterprise Standardのコスト比較を行うことで、中長期的に最適なプラン選択が可能になります。
Google Workspace Business Standardの業務例

Business Standardは2TBの大容量と録画機能で、中規模チームの本格的なデータ活用とオンライン会議を支えるプランです。
動画マーケティングやクライアント向けウェビナー、部門横断プロジェクトなど、30GBでは足りない業務シーンで真価を発揮します。
Google Workspace Business Standardの業務例1
2TBストレージで動画・画像などの大容量ファイルを組織全体で管理
動画マーケティング素材の一元管理
製品紹介動画やプロモーション映像をGoogle Driveに集約し、営業・マーケティング・制作チームが同時アクセスできます。
2TB容量があれば、フルHD動画を100本以上保存可能で、過去の素材資産を即座に検索・再利用できます。バージョン履歴機能により、編集前後の動画を30日間自動保存し、修正依頼にも柔軟に対応できます。
デザインデータの共同編集環境
Photoshop・Illustratorファイルや高解像度画像をDriveで共有し、デザイナー・ディレクター・クライアントが同時にレビューできます。
コメント機能で修正指示をファイル上に直接記録し、メール往復による修正漏れを防止できます。2024年9月以降、Business Standardでは共有ドライブの完全機能が利用可能になり、退職者のファイルも組織資産として保全されます。
プロジェクト資料の長期アーカイブ
過去3年分のプロジェクト資料を削除せずに保管し、類似案件発生時に即座に参照できます。
契約書・見積書・提案書のPDFファイルを年度ごとにフォルダ分けし、監査対応時にも迅速に書類提出できます。
Business Standardは、動画・画像・デザインデータなど大容量ファイルを扱う企業に最適です。
月額1,600円で2TBストレージが利用でき、10人チームなら合計20TBとして運用可能です。2025年の料金改定でGemini AI機能も標準搭載され、画像内のテキスト検索やファイル要約などの業務効率化も実現します。
Google Workspace Business Standardの業務例2
会議録画機能で研修動画・ウェビナーアーカイブを自動化
Google Meetの録画機能により、会議内容をDriveに自動保存し、欠席者への共有や振り返り学習が可能になります。
社内研修・商品説明会・クライアント向けウェビナーの録画データを蓄積し、新入社員教育や顧客フォローアップに活用できます。録画ファイルは自動的にGoogleカレンダーの会議イベントにリンクされ、後から簡単にアクセスできます。
実際の導入企業では「会議録画により議事録作成時間が50%削減され、商談内容の正確な記録が可能になった」という事例も報告されています。
社内研修の録画とオンデマンド配信
新入社員向けオリエンテーションや製品知識研修をMeetで実施しながら録画し、Driveに保存できます。
欠席者や後から入社した社員が録画を視聴することで、研修を何度も開催する手間が不要になります。録画ファイルは共有ドライブに格納することで、部署全体でアクセスでき、属人化を防止できます。
クライアント向けウェビナーのアーカイブ化
製品デモンストレーションや業界セミナーをMeetで開催し、録画データを参加者へ共有できます。
リアルタイム参加できなかった顧客にも録画リンクを送付することで、商談機会の最大化が可能です。録画にはタイムスタンプが自動付与され、質疑応答部分だけを後から視聴する運用もできます。
重要商談の記録保全とナレッジ共有
大型案件の商談内容をMeet録画で記録し、営業部門全体でノウハウ共有できます。
成約事例の録画を新人営業に視聴させることで、提案スキルの標準化と教育時間の短縮が実現します。録画ファイルは自動的にカレンダーイベントに紐づくため、後から「あの商談の詳細を確認したい」という場面でも即座にアクセスできます。
録画機能は研修・ウェビナー・商談記録など多様な場面で活用でき、業務の質と効率を同時に向上させます。録画データは2TBストレージに保存され、過去の会議内容を即座に検索・参照できます。
2024年7月のアップデートにより、会議予約時に録画予約も同時設定できるようになり、録画忘れのリスクが低減されました。組織的なナレッジ蓄積と人材育成の基盤として、録画機能は必須の機能です。
Google Workspace Business Starterで後悔したくない!
「プラン選択」チェックリスト

Business Starterで十分か、Standard以上が必要かを「人数・データ量・共有管理・会議運用」の4軸で整理します。
判断軸を固定することで、プラン選びの迷いを解消できます。
人数・データ量・共有管理・会議運用の4つの視点から、自社に最適なプランを見極めることができます。各判断軸を順番に確認していくことで、Starterで足りる条件とStandard以上が必要な条件を明確に切り分けられます。2024年9月からStarterでも共有ドライブ機能が追加されたことで、小規模チームでの選択肢が広がりました。ただし、管理機能には制限があるため、組織の成長段階に応じた検討が必要です。
| 判断軸 | Business Starterで十分 | Business Standard以上が必要 |
|---|---|---|
| ユーザー数 | 5名以下の小規模チーム | 10名以上または今後の拡大を想定 |
| データ量 | 30GB(プール容量)で収まる | 動画・デザインデータを頻繁に扱う |
| 共有管理 | ファイル単位の共有で十分 | 部署単位での一括管理が必要 |
| 会議運用 | 録画不要・参加者100名以内 | 会議録画・議事録自動生成が必要 |
Google Workspace Business Starterで後悔したくない!
こんな企業はStarterでOK(メールとカレンダーが主、5名以下の小規模など)
メール・カレンダー・軽い資料共有が主用途で、動画や大容量データを扱わない場合はStarterで十分です。
1ユーザーあたり30GBのプール型ストレージは、Googleドキュメント・スプレッドシート中心の業務なら問題ありません。5名以下の小規模チームで、主にテキストベースのドキュメント作成と共有を行う組織に最適です。2025年3月からはGemini AI機能もGmail内で基本的に利用できるようになり、追加費用なしでメール作成支援などを活用できます。
- ユーザー数が5名以下で今後の急激な増員予定がない
- 資料作成は主にGoogleドキュメント・スプレッドシートを使用
- 動画ファイルの保存や共有はほぼ扱わない
- Web会議の録画機能は不要(参加のみで十分)
- ファイル共有は個別のアクセス権限設定で対応可能
- 2024年9月から共有ドライブが機能制限付きで利用可能に
- 管理コンソールでストレージ使用率を70%時点で監視し早期対策可能
ただし、共有ドライブのデフォルト共有権限設定や詳細な管理機能には制限があります。社外との共有は個別ファイル単位で権限設定が必要で、部署単位の一括管理はできません。容量不足の兆候として、ストレージ使用率が70%を超えた時点で警告が表示されるため、定期的な監視が推奨されます。
バックアップは別途クラウドストレージサービスの併用を検討すると安心です。プール容量制により、5名で合計150GB(30GB×5)を柔軟に分配できますが、1名が大量にデータを使用すると他のメンバーに影響する点に注意が必要です。
Google Workspace Business Starterで後悔したくない!
こんな企業はStandard以上にすべき

動画や大容量ファイルを日常的に扱う組織は、Standard以上のプランが安全です。
共有ドライブでの組織的なファイル管理や、会議録画機能が必要な場合もStandard以上を推奨します。Starterでは容量不足や所有権トラブル、運用の複雑化といったリスクが発生しやすくなります。特に従業員が10名を超える場合や、月に数回以上動画ファイルを共有する環境では、Standardへの移行が現実的な選択肢となります。
| 機能項目 | Business Starter | Business Standard | Business Plus |
|---|---|---|---|
| 月額料金(年間契約・1ユーザー) | ¥800 | ¥1,600 | ¥2,500 |
| ストレージ容量(1ユーザー・プール制) | 30GB | 2TB | 5TB |
| 共有ドライブ | 機能制限あり (管理機能の一部利用不可) | 全機能利用可能 | 全機能利用可能 |
| 共有ドライブのデフォルト共有権限設定 | ✕ | ◯ | ◯ |
| 共有ドライブの共有設定変更 | ✕ | ◯ | ◯ |
| Meet会議録画 | ✕ | ◯ | ◯ |
| Meet参加人数上限 | 100名 | 150名 | 500名 |
| Google Vault(アーカイブ・電子情報開示) | ✕ | ✕ | ◯ |
| Gemini AI機能 | Gmail内のみ(限定的) | Gmail・Chat・Meet・ドキュメント等で利用可 | Gmail・Chat・Meet・ドキュメント等で利用可 |
以下のような兆候が見られたら、Starterでは不足している可能性が高いです。
- 動画ファイルの共有や保存が週に数回以上発生する
- 退職者や異動者のデータ引継ぎで所有権移行の手間が頻発している
- 部署を横断した共同編集プロジェクトが常態化している
- 会議内容を後から確認するために録画機能が必要
- 外部とのファイル共有時にセキュリティポリシーの統一管理が求められる
- 組織全体のストレージ使用状況を把握し最適化したい
- 2024年7月からMeet録画予約機能が追加され会議運用の効率化が可能に
Standard以上では、共有ドライブの管理機能を制限なく利用でき、情報漏洩リスクを大幅に軽減できます。プール方式により、10名契約で合計20TB(2TB×10)を組織全体で柔軟に配分可能です。個人ごとに2TBの制限を受けることなく、プロジェクトの需要に応じてストレージを最適配分できます。
会議録画機能により、欠席者への情報共有や議事録作成の効率化が実現します。2024年7月のアップデートで録画予約機能も追加され、会議開始前に録画設定を完了できるようになりました。StandardとStarterの料金差は月額800円ですが、ストレージは約67倍(30GB→2TB)に拡大し、費用対効果は非常に高いと言えます。
Business Plusではさらに、Google Vaultによる法的対応やコンプライアンス要件への備えも可能になります。従業員数が300名を超える場合は、Enterpriseプランへの移行が必要となり、ユーザー数制限のない柔軟な拡張性を確保できます。
FAQ|Google Workspace Business Standard の導入と運用

ここまで解説してきたGoogle Workspace の料金体系とプラン選択の基本を踏まえて、Business Standardプランの実際の導入から運用までの実践的なポイントをFAQ形式でまとめました。
特にBusiness Standardプランにフォーカスし、利用人数別の料金シミュレーションや2TBの実際の活用方法、会議録画機能の運用ポイントなど、現場の意思決定に直結する実務情報を網羅しています。
これらの情報を理解して活用することで、Business Standardでの最適な運用方法や、他プランとの比較判断基準が明確になります。
利用人数別の料金シミュレーション|5人・10人・20人の実際のコスト
Business Standardの料金は年契約で月額1,600円/ユーザー、月払い契約(フレキシブルプラン)で月額1,900円/ユーザーです。具体的な利用人数別の料金シミュレーションは以下のとおりです。
年契約の場合:5人で月額8,000円(年間96,000円)、10人で月額16,000円(年間192,000円)、20人で月額32,000円(年間384,000円)。月払い契約の場合:5人で月額9,500円、10人で月額19,000円、20人で月額38,000円となります。年契約を選択することで約16%のコスト削減が可能です。
2025年1月の料金改定により、全プランにGemini AI機能が標準搭載されたため、従来は有償アドオン(Gemini Business / Enterprise など)として提供されていたAI機能が、Business系プランにも含まれる形に整理されています(具体的なアドオン価格や機能差分は時期や販売チャネルにより異なります)。
10名の組織であれば、年間で約36万円相当のAI機能が含まれている計算になり、投資対効果は非常に高いと言えます。
2TBストレージの実際の活用方法|プール型容量の賢い使い方
Business Standardの2TB/ユーザーは、Starterの30GBと比較して約67倍の容量です。この容量はプール型で提供され、全体容量は「ユーザー数×2TB」で計算されます。例えば10名の組織なら合計20TBを全員でシェアできる仕組みです。
2TBの容量目安として、Google Meet録画(1時間約1GB)なら約2,000時間分、Office文書なら約200万ファイル、高解像度画像(10MB/枚)なら約20万枚の保存が可能です。実際の運用では、資料や画像を日常的に扱う人でも容量で悩むことはほぼありません。
注意点として、2024年3月28日以降に新規登録したアカウントは一時的に200GB制限がかかる場合があります。これは不正利用防止のための措置で、通常利用を続けることで段階的に2TBまで開放されます。管理者は管理コンソールから「ストレージ」で全体使用状況を確認し、特定ユーザーに容量上限を設定することで、部門間での容量配分を最適化できます。共有ドライブもプール容量から消費されるため、プロジェクトごとの容量管理が重要です。
会議録画機能の運用ポイント|保存先と容量管理の実践
Business Standardの重要機能である会議録画は、最大150名参加の会議で最長8時間の連続録画が可能です。録画は会議終了後、主催者のマイドライブ内「Meet Recordings」フォルダに自動保存されます。1時間の録画で約1GBの容量を消費するため、定期的な録画削除や外部アーカイブへの移行が推奨されます。
録画機能を利用するには、管理コンソールで録画機能をONにする必要があります。設定方法は「アプリ」→「Google Workspace」→「Google Meet」→「Meet動画設定」から「録画」を有効化します。録画開始時には会議参加者全員に通知が表示され、録画中であることが明示されるため、プライバシー面でも配慮されています。
実際の運用では、重要な会議のみを録画対象とし、月次レビューで不要な録画を削除するルールを設けることが効果的です。録画データは主催者のストレージを消費するため、主催者アカウントの容量を定期的に確認しましょう。共有ドライブに録画を移動することで、組織全体のプール容量から消費させることも可能です。また、録画ファイルは通常のGoogleドライブファイルと同様に共有設定ができ、会議に参加できなかったメンバーへの情報共有にも活用できます。
Gemini AI機能の利用範囲|Standard搭載のAI機能と活用シーン
Business Standard では、Gemini AI機能が標準提供され、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・スライド・Meet など主要アプリでAI機能を利用できるよう拡張されていますが、実際に利用できる機能の範囲や有効化状況はテナント設定や地域によって異なります。
具体的な活用シーンとして、Gmailでは「メール文面の自動生成」「返信文の作成支援」「トーン調整」が可能で、ドキュメントでは「文章の続きを書く」「要約作成」「トーン変更」がワンクリックで実行できます。スプレッドシートでは「データ分析の支援」「数式の自動生成」、スライドでは「画像生成」「レイアウト提案」など、業務効率を大幅に向上させる機能が揃っています。
料金・機能・個人利用
まとめ|Google Workspace「Business Standard」とは?
Google Workspace の「Business Standard」プランについて、利用人数別の料金体系・2TBストレージの実践的な活用法・容量不足への対処戦略・Plus移行の判断基準を詳しく解説しました。
現在はGemini AI機能が標準搭載され、月額1,600円(年契約)で独自ドメインメール・会議録画機能・完全な共有ドライブ管理・AI文章作成支援が追加料金なしで利用できるため、中規模組織にとってコストパフォーマンスの高い標準プランといえます。
適切なプラン選択と容量管理により、限られた予算内で最大限の業務効率化を実現できることを理解し、本来注力すべきビジネスの成長に時間を使えるようになることを願っています。
Business Standard プラン活用の要点
- 料金体系:最大300ユーザーまで利用可能で、年契約は月額1,600円・月契約は1,900円(税抜)。Starterから月額800円の追加で2TB容量・会議録画・完全な共有ドライブ管理が利用可能に
- ストレージ管理:1ユーザーあたり2TBがプール制で組織全体に割り当て。Googleドキュメント形式は容量カウント対象外。追加ストレージの購入も可能で、大容量データを扱う組織に最適
- 会議録画機能:Google Meetで最大150名参加可能。録画機能が標準装備され、録画ファイルはGoogleドライブに自動保存。研修動画のアーカイブ化や議事録作成の効率化が実現
- 共有ドライブ完全対応:デフォルト共有権限設定や共有設定変更が可能。外部共有の細かい制御、部門横断プロジェクトのファイル管理、退職者データの組織引き継ぎがスムーズに
- Plus移行判断基準:「Google Vault(データ保持・電子情報開示)が必須」「DLP(データ損失防止)機能が必要」「5TB以上のストレージが必要」「コンプライアンス要件が厳格」のいずれかに該当する場合、Business Plus移行で投資対効果が向上
Business Standardプランは「Starterでは機能不足だが、Enterpriseは過剰」という中規模組織に最適化されています。特に注意すべきは「2TBストレージの効率的配分」「会議録画の運用ルール設計」「共有ドライブの権限管理」「Plus移行のタイミング判断」の4点です。
まずは会議録画機能と共有ドライブの完全活用で業務効率を最大化してください。ストレージ使用率が70%を超えた時点で追加容量購入を検討し、法務・監査要件が発生した段階でBusiness Plusへの移行を判断することで、セキュリティとコストのバランスを最適化できます。
もし、現在の利用や今後の事業成長を見越してきちんと検討したい、どれを選んでいいか分からないと言う方は、気軽に弊社に御相談いただければ多くの実績や活用事例と共にご説明させていただきます。


