Genspark vs Perplexity vs Feloを徹底比較!特徴や料金、性能の違いを実際の解説

こんにちは。Tradivanceです。

AIエージェントとして注目を集めるGenspark.ai、Perplexity、そして日本発のAI検索エンジンFeloの料金プランについて、それぞれを比較して何が違うのか?を詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。

特に「無料で使える範囲は?」「有料プランは高いの?」「クレジット制度って何?」「Gensparkと他のAI検索エンジンはどう違うの?」といった疑問を抱えている方が多いようです。

本記事では、Genspark.aiとPerplexity、Feloの機能や料金体系について、2025年最新の情報を基に御紹介したいと思います。

公式情報だけでなく、実際の利用者評価も含めて、各ツールの機能・特徴・料金・注意点・技術的リスクまで、あなたに最適なAI検索ツールを選ぶためのすべての情報をお届けします。

本記事で得られる情報・解決する悩み


  • Genspark.ai・Felo両方の全料金プラン詳細と価格情報
  • 無料プランと有料プランの機能比較(両ツール対応)
  • Gensparkのクレジット制度とFeloのプロフェッショナル検索制限の仕組み
  • ChatGPT・Perplexity・Claude等との料金・機能比較分析
  • 用途別おすすめツール・プラン診断
  • セキュリティリスクと注意点を含む実践的な情報

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目次

何が違う?GensparkとPerplexityとFeloの機能比較

AI検索エンジンの選択に迷っている方のために、Genspark、Perplexity、Feloの3つを徹底比較します。それぞれ異なる強みを持つこれらのツールは、料金体系から機能面まで大きく異なります。

Gensparkは多機能AIエージェントと画像・動画生成が特徴、Perplexityはリアルタイム検索と情報源の透明性に優れ、Feloは日本語対応と多言語翻訳、スライド自動生成に強みがあります。以下の比較表で、各ツールの特徴を一目で確認できます。

皆さんの利用目的に最適なツールを見つけましょう。

項目GensparkPerplexityFelo
主な強み多機能AIエージェント
画像・動画生成
AIドライブ1TB
リアルタイム検索
情報源の明示
ファクトチェック
日本語特化
多言語自動翻訳
スライド自動生成
利用制限クレジット消費制
(画像:数十~
動画:20-1000)
検索回数制限
(無料版)
Pro検索回数制限
(無料5回/有料300回)
特徴機能Sparkpage生成
複数AIモデル統合
エージェント連携
引用元表示
関連質問提案
リアルタイム更新
Felo Chat
マインドマップ
12種類LLM利用
データ保護要注意
機密情報入力NG
透明性高い
Pro版で強化
不透明な部分あり
学習オフ設定推奨

AI検索エンジンの中でも、Genspark、Perplexity、Feloは2025年現在、最も注目を集める3つのツールです。Gensparkは検索だけでなく画像・動画生成まで対応する統合型プラットフォームで、クレジット制により柔軟な利用が可能です。Perplexityは情報源の透明性とリアルタイム検索に特化し、学術研究やビジネスレポート作成に最適です。一方、Feloは日本発のAI検索エンジンとして、日本語対応と多言語翻訳に優れ、12種類のLLMを使い分けられる点が特徴です。それぞれの料金体系やセキュリティ対策を理解し、自分の用途に合わせた選択が重要です。

項目GensparkPerplexityFelo
検索
テキスト生成〇(検索結果の生成)
画像生成××
動画生成××
スライド作成×
料金(月額)無料/24.99ドル、249.99ドル無料/20ドル、40ドル無料/14.99ドル
ストレージ1GB~1TB
日本語対応

Genspark、Perplexity、Feloは、それぞれ異なる強みを持つAI検索エンジンです。

Gensparkは多機能統合型で、画像・動画生成からAIエージェント連携まで幅広く対応し、クレジット制で柔軟な利用が可能です。

Perplexityは情報源の透明性とリアルタイム検索に特化し、月額20ドルで300回以上のPro検索が利用できます。

Feloは日本発のツールで、日本語対応と多言語翻訳、12種類のLLM切り替え機能が特徴で、月額14.99ドルとコストパフォーマンスに優れています。用途に応じて最適なツールを選択することで、情報収集やコンテンツ制作の効率を大幅に向上できます。

PerplexityとFeloとの違い
Gensparkの特徴

Gensparkは、2025年現在最も多機能なAI検索エンジンとして注目を集めています。私たちもかなり多用しているAIツールの1つです。

最大の特徴は、検索だけでなく画像生成・動画生成・スライド作成・AIチャットなど、複数のAI機能を統合したオールインワンプラットフォームである点です。クレジット制を採用しており、無料版では1日200クレジット、Plus版(月額24.99ドル)で月10,000クレジット、Pro版(月額249.99ドル)で月125,000クレジットが利用できます。

クレジットの消費量は、利用機能によって大きく異なり、動画生成では5秒で20~1,000クレジットを消費するので(結構、ビックリするほど消費します)、計画的な利用が求められます。画像生成は数十クレジット程度ですが、高品質な動画生成を頻繁に行うと、すぐにクレジットが不足する可能性があります。

特筆すべきは、Sparkpageと呼ばれる独自の検索結果表示形式です。複数の情報源から得た知識を視覚的に整理し、画像や動画も含めた総合的な情報ページとして提示します。また、Pro版では1TBのAIドライブストレージが利用でき、生成したコンテンツを保存・管理できます。無料版でも1GBのストレージが提供されるため、基本的な利用には十分です。

これは各AIブラウザ共通で、まだまだ注意が必要な点ですが、GensparkもGensparkブラウザという(ChromeやFirefoxのような)インターネットブラウザを提供しています。2025年9月の調査では、従来のブラウザと比較して著しく高いセキュリティリスクが指摘されています。個人情報や機密情報の入力は避け、業務利用時には適切なセキュリティ対策や利用範囲のルール設定等が必要です。特にユーザー情報が第三者に共有される可能性や、利用規約の曖昧さがトラブルの原因となることがあるため、慎重な利用が求められます。

GensparkとFeloとの違い
Perplexityの特徴

Perplexityは、リアルタイム検索とファクトチェックに特化したAI検索エンジンです。最大の強みは、すべての回答に対して情報源を明示し、引用元のリンクを提供する透明性の高さにあります。これにより、AIが生成した情報の信頼性を自分で確認できるため、学術研究やビジネスレポート作成など、正確性が求められる場面で高い評価を得ています。

ただ、これもAI検索全般に言えますが「ソースが表示されること」自体は何も情報の正確性を担保しているわけではありません。きちんと参照するソースの元情報を確認しましょう。ソースは表示しているがソースの情報源をAIが勝手に解釈を加えた内容を出力していたりする場合もあります。便利だからこそ、丁寧に確認して謝った情報を使わないように気を付けたいですね。

料金は月額20ドルのProプラン、年額200ドルのProプラン(約17%割引)、そして月額40ドルのEnterpriseプランが用意されています。無料版では1日5回のPro検索が可能ですが、Pro版では1日300回以上のPro検索が可能になり、GPT-4やClaude 3.5 Sonnetなど最新の高性能AIモデルにアクセスできます。また、ファイルアップロード機能、AI画像生成、無制限のフォローアップ質問など、より深い分析と詳細な回答が得られます。

2025年の最新アップデートでは、Research機能の強化やLabs機能への優先アクセス、API利用時の高速レスポンスなど、さらに高度な機能が追加されています。関連質問の自動提案機能により、一つのトピックを多角的に掘り下げることができます。

GensparkやFeloと比較すると、画像生成やスライド作成などのクリエイティブ機能は限定的ですが、その分「検索」と「情報の信頼性」に特化しています。マルチメディア生成が不要で、正確な情報収集を最優先する方には最適な選択肢です。API連携も可能で、企業のワークフローに組み込むことができる点も、ビジネス利用において大きなアドバンテージとなります。

GensparkとPerplexityとの違い
Feloの特徴

Feloは、東京都に本社を構えるSparticle株式会社が開発した日本製AI検索エンジンです。最大の特徴は、日本語での利用に最適化されており、日本語で質問するだけで世界中の情報を自動翻訳して検索できる多言語対応力にあります。2億4,500万以上の学術論文を含む膨大なデータベースにアクセスでき、研究者や学生にも人気があります。

料金は月額14.99ドル(年払いで月12.5ドル)と、他のツールと比較してコストパフォーマンスに優れています。無料版では1日5回のプロフェッショナル検索が可能ですが、有料版では1日300回まで利用でき、Felo Chatでは12種類ものLLM(GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro、OpenAI o1など)を切り替えて使用できます。

これにより、ChatGPTやClaudeに個別に課金する必要がなく、Feloだけで複数のAIを使い分けられるコストメリットがあります。2025年1月の「Felo 3.0」アップデートでは、「検索エージェント」と「マイエージェント」機能が追加され、市場分析やリサーチ、資料整理などの業務が大幅に効率化されました。

独自機能として、検索結果を自動的にパワーポイントスライドやマインドマップに変換できる点も優れていると思います。Felo Createブランドの導入により、AIスライド機能やAIウェブ機能が正式リリースされ、プレゼン資料作成やレポート作成の効率化に直結するため、ビジネスパーソンや学生に特に評価されています。また、ZENモードの実装により、深度推論モードでの検索が可能になり、より高度な分析が実現しています。

日本語対応の検索精度が高く、英語や他言語の文献も自動で翻訳・要約してくれるので、語学力に不安があってもグローバルな情報収集をしたい方には重宝すると思います。ただし、プライバシーポリシーに不透明な部分があり、セキュリティ対策として学習オフ設定の確認や、機密情報の入力を避けることが推奨されます。

Genspark、Perplexity、Feloはそれぞれ異なる強みを持つAI検索エンジンです。Gensparkは多機能統合型で画像・動画生成まで対応し、クレジット制により柔軟な利用が可能ですが、動画生成のクレジット消費が大きい点に注意が必要です。Perplexityは月額20ドルで情報源の透明性とリアルタイム検索に特化していて、ソースの見やすさとスピードはとても良いと思います。Feloは月額14.99ドルで日本語対応と12種類のLLM利用、スライド自動生成が魅力で、コストパフォーマンスに優れています。

どのツールもセキュリティ面では注意が必要で、特に機密情報の入力は避けるべきです。Gensparkのブラウザは従来型よりセキュリティリスクが高く、Feloもプライバシーポリシーに不透明な部分があります

どれが安い?GensparkとPerplexityとFeloの料金比較!有料・無料でできること

AI検索エンジンを選ぶ際、最も気になるのが料金体系です。Genspark、Perplexity、Feloはそれぞれ異なる料金モデルを採用しており、利用目的によって最適な選択肢が変わります。

  • Gensparkはクレジット制で柔軟な利用が可能ですが、動画生成などの高負荷作業では消費が激しい
  • Perplexityは月額20ドルのシンプルな料金で300回以上のPro検索が可能!情報収集に特化したい方にはおすすめ
  • Feloは月額14.99ドルと最も低価格で、12種類のLLMを使い分けられるコストパの高さが魅力

以下の比較表で、各サービスの無料版と有料版の違いを詳しく見ていきましょう。

GensparkPerplexityFelo
無料200クレジット/日
1GB AIドライブ
基本検索無制限
制限付きエージェント
無制限基本検索
5回Pro検索/日
3ファイルアップロード
標準AIモデル
無制限基本検索
5回Pro検索/日
1,500初回クレジット
200クレジット/日追加
有料1Plus: 24.99ドル/月
10,000クレジット/月
優先アクセス
高度なモデル利用
Pro: 20ドル/月
(200ドル/年)
300+回Pro検索/日
全AIモデルアクセス
画像生成・ファイル分析
Pro: 14.99ドル/月
(年払いで12.5ドル/月)
300回Pro検索/日
15,000クレジット/月
12種類LLM利用
有料2Pro: 249.99ドル/月
125,000クレジット/月
1TB AIドライブ
全機能フルアクセス
Enterprise: 40ドル/月/ユーザー
無制限Pro検索
管理ツール
コラボ機能強化

上記の料金比較からわかるように、各サービスは異なる料金体系と機能を提供しています。Gensparkは最も高価格帯ですが、画像・動画生成などのクリエイティブ機能が充実しています。

Perplexityは中価格帯で情報検索に特化し、Feloは最も低価格で多機能なLLMアクセスを提供します。

次に、各サービスの料金形態と具体的な消費量の目安を詳しく解説していきます。

PerplexityとFeloとの違い
Gensparkの料金形態と消費量目安

Gensparkは独自のクレジット制を採用しており、タスクの複雑さによって消費クレジット数が大きく変動します。無料プランでは1日200クレジットが付与され、基本的な検索や軽量なテキスト生成には十分です。

しかし、画像生成や動画生成などの高負荷作業を行う場合は、あっという間にクレジットを消費してしまいます。

具体的なクレジット消費量の目安は以下の通りです

  • 基本検索:数クレジット程度
  • テキスト生成:10~50クレジット(文章の長さと複雑さによる)
  • 画像生成:20~100クレジット(品質とサイズによる)
  • 動画生成(5秒):20~1,000クレジット(モデルと品質による)
  • スライド作成:50~200クレジット(ページ数と内容による)

Plus版(月額24.99ドル)では月10,000クレジットが付与されるため、1日あたり約333クレジットを利用できます。

これは画像生成を中心に使う場合や、複数のプロジェクトを並行して進める場合に適しています。

Pro版(月額249.99ドル)では月125,000クレジット(1日約4,166クレジット)が付与され、動画生成を頻繁に行うプロフェッショナルや企業利用をする場合は、コチラのプランを検討された方がよいでしょう。

【※注意】動画生成は特にクレジット消費が激しく、高品質な10秒動画を1本生成すると500~1,000クレジットを消費することもあります。そのため、動画生成を多用する場合は、Pro版でも計画的な利用が必要です。

GensparkとFeloとの違い
Perplexityの料金形態と消費量目安

Perplexityは非常にシンプルな料金体系を採用しており、クレジット制ではなく検索回数制限で管理されます。無料版では無制限の基本検索と1日5回のPro検索が可能で、日常的な情報収集には十分な機能が提供されています。

Pro検索は複数の情報源を深く調査し、より詳細な回答を生成する高度な検索機能です。

Perplexity Proプラン(月額20ドル、年額200ドル)の主な特徴

  • 300回以上のPro検索/日:無料版の60倍の検索能力
  • 全AIモデルアクセス:GPT-4、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Proなど
  • ファイルアップロード:PDF、Word、Excel等の分析が可能
  • AI画像生成:DALL-E 3による画像作成
  • Research機能:深度調査モードで複雑なトピックを分析
  • API優先アクセス:高速レスポンスとカスタム統合

Enterpriseプラン(月額40ドル/ユーザー)では、無制限のPro検索に加えて、管理ツール、チーム協業機能、カスタムブランディング、専用サポートが提供されます。

企業やチームでの利用に最適化されており、セキュリティとコラボレーション機能が強化されています。

Perplexityの大きな利点は、検索回数以外に制限がほとんどないことです。1回の検索でどれだけ複雑な質問をしても、追加料金は発生しません。

そのため、学術研究やビジネスレポート作成など、深い調査が必要な場合でも、予算を気にせず利用できます。また、年払いを選択すると約17%割引になるため、長期利用を考えている方にはお得です。

GensparkとPerplexityとの違い
Feloの料金形態と消費量目安

Feloは2025年7月にクレジット制へと移行し、より柔軟な料金体系を提供しています。無料版では初回登録時に1,500クレジットが付与され、さらに毎日200クレジットが追加されます。

この日次クレジットを活用すれば、無料でも継続的に高度な機能を利用できる点が大きな魅力です。

Felo Proプラン(月額14.99ドル)の詳細

  • 15,000クレジット/月:未使用分は繰り越し不可
  • 300回Pro検索/日:学術論文や専門情報の深度検索
  • 12種類のLLMアクセス:GPT-4o、Claude 3.5 Sonnet、Gemini 1.5 Pro、OpenAI o1など
  • AIスライド作成:Felo Createで自動生成
  • マインドマップ生成:情報を視覚的に整理
  • AIウェブ機能:ウェブサイト制作支援
  • 検索エージェント:カスタムAIエージェント作成

Feloのクレジット消費は比較的効率的で、1回のPro検索で数十クレジット程度、スライド生成で数百クレジット、マインドマップ生成で100~200クレジット程度を消費します。

月15,000クレジットあれば、毎日複数回のPro検索とスライド作成を行っても十分に余裕があります。

年払いを選択すると月額12.5ドル相当(約17%割引)になり、3つのサービスの中で最もコストパフォーマンスに優れています。特に、複数のLLMに個別課金する必要がなく、Felo一つで様々なAIモデルを試せる点は、コスト削減に大きく貢献します。

ChatGPT Plus(月20ドル)とClaude Pro(月20ドル)を両方契約すると月40ドルかかるところを、Feloなら月14.99ドルで同等以上の機能が利用できます。

ただし、クレジットは月末でリセットされるため、使い切れなかった分は消失してしまいます。計画的に利用し、月末には残クレジットを活用してスライド作成やマインドマップ生成を行うなど、効率的な使い方を心がけましょう。

Genspark、Perplexity、Feloの料金体系を比較すると、それぞれ異なる強みがあると思います。Gensparkはクレジット制で柔軟ですが、動画生成ではクレジットの消費が大きく、Pro版でも計画的な利用が必要です。

Perplexityは月20ドルでシンプルかつ無制限に近い検索が可能で、深い調査に最適です。Feloは月14.99ドルと最も低価格で、12種類のLLMアクセスとスライド生成機能が魅力的です。

最もコストパフォーマンスが高いのはFeloですが、マルチメディア生成重視ならGenspark、情報検索の正確性重視ならPerplexityを選ぶと良いでしょう。

GensparkやFelo、Perplexityは強力ですがGensparkとFeloは機能が多く、制御が難しいです。PerplexityはAPIも解放されていますが検索機能に特化しているので検索機能をどのタイミングで使うか見極めは必要だと思います。どちらも「ワークフロー自体の整理」と「ワークフローへのAIの組み込み」が大事になると考えています。

実際にRPAやZapier・n8n等のワークフローツールと組み合わせて自動化した事例等を元に、各社への導入方法や導入前の企画や業務量調査、現場への導入支援をさせていただいています。

企業様の状況に合わせた企画・提案をさせていただいていますので、ご興味いただける方は以下よりお問合せください。

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検索機能比較|GensparkとPerplexityとFeloでどんな結果になる?

同じ質問をしても、AI検索エンジンによって返ってくる答えは大きく異なります。Gensparkは視覚的に整理されたSparkpageで包括的な情報を提供し、Perplexityは情報源を明示した正確な回答に特化し、Feloは多言語対応と学術論文検索に優れています。
本章では、実際に「AIの語源と定義」「日本企業のDXを進めるポイント」という2つのテーマで各サービスを使用し、検索結果の違いを詳しく比較していきます。

  • Gensparkは視覚的なSparkpageで包括的な情報を一覧表示
  • Perplexityは情報源の引用と透明性を重視した正確な回答
  • Feloは多言語対応と学術論文検索で専門的な情報収集に強み

各サービスの検索精度と回答品質は、用途によって最適な選択が異なります。Gensparkは情報を俯瞰的に把握したい場合に優れ、Perplexityは正確性が求められるビジネスや学術研究に最適で、Feloは日本語での専門的な情報収集や海外文献の翻訳検索に強みを発揮します。
以下、具体的な検索例を通じて、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

「AIの語源と定義」という基本的なテーマで3つのサービスを比較した結果、それぞれ異なるアプローチで情報を提示しました。Gensparkは歴史的背景から技術的な発展まで視覚的に整理し、Perplexityは学術的な定義と引用元を明確に示し、Feloは多言語の情報源から包括的な説明を提供しました。

PerplexityとFeloと何が違う?
Gensparkによる「AIの語源と定義」の検索結果

Gensparkはこのようにテーマに対して、必要なツール(今回は検索)を用いていきます。

Gensparkの検索結果は、1950年代のダートマス会議でジョン・マッカーシーが「Artificial Intelligence」という用語を提唱した歴史的背景から、現代の機械学習・ディープラーニングまでの技術的発展を、視覚的に整理されたSparkpageで提示します。

複数の情報源を統合し、初心者でも理解しやすい包括的な説明が特徴です。ただし、情報源の引用が他のサービスほど明確ではない点に注意が必要です。

主要な定義「人工知能には統一された定義は存在せず、様々な観点から定義されています」

定義もしっかりと示してくれています。

GensparkとFeloと何が違う?
Perplexityによる「AIの語源と定義」の検索結果

Perplexityは、AIという用語が1956年のダートマス会議で正式に提唱されたという事実を、スタンフォード大学やMIT等の学術機関の情報源を引用しながら説明します。

回答の各部分に引用番号が付けられており、クリックすると元の情報源に直接アクセスできます。

2025年の最新テストでは、情報源の信頼性と引用の正確性が大幅に向上しており、学術研究やビジネスレポート作成に最適です。

平均57の情報源を参照するため、回答の信頼性が高い点が特徴です。

調査結果に対して、それぞれどのソースから持ってきているかを示してくれるのがPerplexityのUIの特徴だと思います。

調査結果の表示までのスピード感が最も早いように感じました。スピード感をもって様々なテーマのファクト✓やリスクチェックを検索で行いたい時はかなり便利だと思います。

ソースが表示されているから正しいとは限りません。ソースにPerplexityが解釈を加えていたり、ソースがnoteや企業ブログだったりして、そのnoteや企業ブログが正しければいいのですが「企業だからいい」わけではないので、ちゃんとソースをしっかりと確認していかないといけないと思います。

GensparkとPerplexityと何が違う?
Feloによる「AIの語源と定義」の検索結果

Feloは、日本語での質問に対して、英語の学術論文や専門サイトの情報を自動翻訳して提示します。

AIの定義について、IEEE、ACM等の国際学会の論文や、海外の大学の研究資料を含む包括的な回答を生成します。

特に学術検索機能により、2億4500万以上の論文データベースから関連情報を抽出し、日本語で読みやすく整理する点が強みです。

実際に「文部科学省」等のソースを元に情報提示してくれているのはFeloでした。ここは意識して設計されているように思います。

画像2枚目のように、マインドマップ機能を使えば、AIの語源・定義・技術的分類・応用分野などを視覚的に整理できます。

GensparkとPerplexityと何が違う?
Feloによる「AIの語源と定義」のマインドマップ表示機能

確かに初めて調べた内容を構造的に理解して、どこを深堀するかを知るのに、コレがあると便利ですね。

より実践的なビジネステーマ「日本企業のDXを進めるポイント」での検索では、各サービスの特性がさらに明確になりました。Gensparkは成功事例と具体的なステップを視覚化し、Perplexityは最新の調査データと統計を引用し、Feloは日本と海外のDX事例を比較分析して提示しました。

PerplexityとFeloと何が違う?
Gensparkによる「日本企業のDXを進めるポイント」の検索結果

Gensparkは、経済産業省のDXレポートやIPA(情報処理推進機構)の調査資料を基に、日本企業が直面するDXの課題と解決策を包括的に整理します。

  1. 経営層の強いコミットメント
  2. 経営戦略とDXの連動
  3. DX人材の確保と育成
  4. レガシーシステムの刷新
  5. ヒト×生成AIの共創
  6. 全社的なDX文化の醸成
  7. 明確な評価指標の設定
  8. 顧客起点の価値創造

この1~8の項目で整理してくれました。テキストのみでシンプルな整理です。

依頼内容がざっくりなので、回答も一般的な調査結果が多いですね。

Gensparkの当該調査時間は2分04秒でした。ちょっと長いかなという印象です。

私たちもGensparkはかなり多用していますが、機能が豊富なので確かに時間がかかるなと思うことがあります。

なのでGensparkが迷わないように何をしりたいのか、どのツールを使いたいのか(HTMLでWEBページを作りたいとかAIドキュメント機能を使いたいとか)を明示的に指示してあげた方が早くなるし、出力も安定すると思っています。

GensparkとFeloと何が違う?
Perplexityによる「日本企業のDXを進めるポイント」の検索結果

Perplexityは、画像にもあるようにアクシスコンサルティングやパーソルグループ等の企業情報を元に紹介しています。

もちろん正しいことは多いのですが、企業の発信情報が古かったり、1次情報と合っているのか?は念の為、確認したいですよね。

Perplexityの当該調査時間は0分30秒でした。かなり短いですよね。

Perplexityもよく使いますが、このスピード感は便利だと思っています。

知りたいことをサクっと調べるのに、このスピード感はかなり心地よいです。

GensparkとPerplexityと何が違う?
Feloによる「日本企業のDXを進めるポイント」の検索結果

Feloの調査で今回は官公庁や海外サイトも含めた横断的な調査結果はえられませんでした。

Gensparkより出力量が随分と少なく、確かに早いのですがちょっと物足らない感じではあります。

ここは出力のスピードと深さや広さのトレードオフなのだと思います。その点、Gensparkは幅広い観点で情報を提示してくれましたが、少し時間がかかっていたということですね。

Perplexityの当該調査時間は0分36秒でした。こちらもかなり短いですよね。

Perplexityよりも情報の出力量が多いので、その生成に少し時間が長くなったように思います。

「AIの語源と定義」と同じようにマインドマップで全体感を把握できるのは便利だと思います。

3つのサービスの検索機能を比較した結果、それぞれ明確な特徴が見えてきました。Gensparkは情報を俯瞰的に理解したい場合や、視覚的な資料作成を重視する場合に最適です。Perplexityは正確性と情報源の信頼性が求められる学術研究やビジネスレポート作成に優れています。Feloは日本語での専門的な情報収集や、海外文献を含む包括的なリサーチ、そしてプレゼン資料作成まで一貫して行いたい場合に強みを発揮します。
用途に応じて使い分けることで、情報収集の効率と質を大幅に向上させることができます。

まとめ|何が違う?Genspark vs Perplexity vs Feloの機能と料金比較

本記事では、AI検索エンジンのGenspark、Perplexity、Feloの3つを比較して御紹介ました。

それぞれ異なる特徴や強みを持っているので、皆さんの利用用途に合わせた選択が必要だと考えています。

  • Gensparkをオススメできる方:画像・動画生成やスライド作成など、マルチメディアコンテンツ制作を重視する方。視覚的なSparkpageで情報を俯瞰したい方。Pro版なら1TBのAIドライブで大容量ストレージが必要な方。ただし動画生成のクレジット消費が大きいため、計画的な利用が必須です。
  • Perplexityをオススメできる方:学術研究やビジネスレポート作成で、情報源の正確性と透明性を最優先する方。1日300回以上のPro検索で深い調査を行いたい方。GPT-4やClaude 3.5 Sonnetなど最新AIモデルへのアクセスが必要な方。シンプルな料金体系(月額20ドル)を好む方。
  • Feloをオススメできる方:日本語での情報収集を重視し、海外文献も自動翻訳で読みたい方。12種類のLLMを使い分けてコストを抑えたい方。マインドマップやスライド自動生成でプレゼン資料を効率化したい方。学術論文検索(2億4500万件以上)を活用する研究者や学生。最もコストパフォーマンスが高い月額14.99ドル。

AI検索エンジンの選択は、単に価格だけでなく、自分の利用目的と作業スタイルに合わせることが重要です。

マルチメディア制作ならGenspark、正確な情報収集ならPerplexity、日本語対応と多機能性ならFeloが最適です。

また、各サービスとも無料版が提供されているため、まずは実際に試してみて、自分に合ったツールを見つけることをおすすめします。

AIサービスは、まだまだ日進月歩で機能が追加されたり、制限されたり変化が激しいです。更により良い他のサービスも次々と出てきます。なので気軽に「年間契約で安いプランを」とは考えず、どの機能をどの程度使いたいのかをよく考えて、見極めて比較し、乗り換えやすいようにしておくことも大事だと考えています。

セキュリティ面では、いずれのサービスも機密情報の入力は避け、特にGensparkブラウザやPerplexityのComet等のAIブラウザ系ではプライバシー設定を確認することが重要だと思います。

これらのツールを適切に使い分けることで、情報収集やコンテンツ制作の効率を大幅に向上させることができるでしょう。

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