こんにちは。Tradivanceです。
「Claude CodeとCodex、会社で入れるならどちらがよいのか」。AIに作業を任せるツールを調べ始めると、一度は迷うところではないでしょうか。
特に「料金はどう違うのか」「法人プラン(会社向けのプラン)では何を管理できるのか」「両方使うなら、どう分ければよいのか」は、比べようとすると分かりにくいところです。
2026年に入り、CodexはChatGPTのデスクトップアプリに統合され、Claude Codeも既定のモデルや確認の仕組みが変わりました。ネットの比較には、古い料金や機能が混ざっているものもあります。
そこで本記事では、Claude CodeとCodexの違いを料金・会社向けプラン・データの扱い・得意なことで比べ、併用するときの分け方と注意点までを、両社の公式情報と当社の使い方にもとづいて解説します。
本記事で分かること
- Claude CodeとCodexの違い(契約の入口・無料で使えるか・画像・会社向けの管理)
- 個人プランと法人プラン(会社向け)の料金と、管理できること
- 業務ごとの使い分けと、当社の併用のしかた
- 併用すると2社にデータが送られることと、社内で決めておくこと
Claude CodeとCodexの違い|まず結論と比較の早見表

Claude CodeとCodexは、どちらも手元のファイルを読み、直し、コマンドを実行して作業を進めるAIのツールです。ターミナル(文字でコマンドを打つ画面)、エディタ(プログラムを書くためのソフト)、デスクトップアプリ、ブラウザのどれからでも使えます。
大きく違うのは、契約の入口(Claudeの契約か、ChatGPTの契約か)、無料プランで使えるか、画像を生成する機能、会社向けプランの管理機能の4つです。
| 項目 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 提供元 | Anthropic | OpenAI |
| 契約の入口 | Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)かAPI | ChatGPTのプラン(無料版を含む)かAPI |
| 無料プラン | 使えない | 上限つきで使える |
| 使える場所 | ターミナル・エディタ・デスクトップアプリ・ブラウザ | ターミナル・エディタ・デスクトップアプリ・ブラウザ(クラウドはPlusから) |
| 指示書 | CLAUDE.md(CLAUDE.mdがないフォルダではAGENTS.mdを読む) | AGENTS.md |
| 画像の生成 | 生成する機能の案内は見当たらない(Claudeのチャットでは図表を作れる) | 組み込みの画像生成がある(無料版を除く) |
| 法人プラン(会社向け) | Team・Enterprise | Business・Enterprise |
| 学習への利用 | 会社向けは既定で使わない | 会社向けは既定で使わない |
表の内容は2026年10月29日時点です。表にあるCLAUDE.mdとAGENTS.md(AIに読ませる指示を書いたファイル)については、「仕組みの違い」の章で詳しく説明します。
Claude Codeそのものについては、「Claude Codeとは?企業のDX推進担当者が知るべき機能・料金・導入ポイント」で詳しく解説しています。
どちらから始めるかの目安
迷ったときは、性能の評判よりも、今の契約と使い道から決めるのが近道です。
- 会社でChatGPTの会社向けプランを使っている:Codexはプランに含まれているので、管理者が利用を許可していれば、契約を増やさずに試せます
- 会社でClaudeのTeamプランを使っている:Claude Codeはすべての席に含まれています
- 図解やバナーなどの画像も作りたい:画像を生成する機能があるのはCodexです
- まず1人で試したい:Codexは無料版から上限つきで、Claude CodeはPro(月20ドル)から使えます
「どちらが賢いか」だけで選ばない
2026年に入ってからも、Claude Codeは既定のモデルが何度か変わり、Codexも使えるモデルの追加と提供の終了が続きました。
たとえばGPT-5.5は、2026年10月14日(米国太平洋時間)に、ChatGPTでログインして使うCodexでの提供を終えています。ある時点の性能だけで選ぶと、前提がすぐに変わってしまいます。
出典:Claude 料金/Codex Pricing/Claude Code changelog/Codex changelog(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexの仕組みの違い|使える場所・任せ方・指示書

使える場所は、ほぼ同じです。違いが出るのは、作業を任せるときの守り方です。
Claude Codeは、確認のしかた(権限モード)と許可・禁止の決まり(権限ルール)が中心で、コマンドを囲いの中で動かす仕組み(サンドボックス)は、使いたいときに自分でオンにします。
Codexは、サンドボックスと承認の2段が最初から有効です。ひとことで言うと、Claude Codeは「どこまで確認するか」を使う側が選ぶ作りで、Codexは「囲いの中で動かす」ことが最初から前提になっています。
使える場所
| 使う場所 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| ターミナル | Claude CodeのCLI(ターミナルで動かす版) | Codex CLI |
| エディタ | VS Code(Cursorなど)・JetBrains | VS Codeと互換のエディタ(Cursorなど。XcodeとJetBrainsは、それぞれの提供元が用意した連携で使う) |
| デスクトップアプリ | Claudeのデスクトップアプリの「Code」タブ(有料プラン) | ChatGPTのデスクトップアプリの中のCodex |
| ブラウザ・クラウド | claude.ai/code(クラウドで動かす) | Codex Cloud(Plusから) |
| Windows | そのまま動く(Windows 10のバージョン1809以上) | そのまま動く(推奨はWindows 11) |


Codexは、2026年7月9日にChatGPTのデスクトップアプリに統合されました。アプリの中ではCodexの画面が分かれていて、履歴もChatGPTとは別に残ります。
ターミナルが苦手な方は、どちらもデスクトップアプリから始められます。Claude Codeの入れ方は「Claude Code のインストール・始め方」、基本の操作は「Claude Codeの使い方」をご覧ください。
任せ方と安全の仕組み
| 項目 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 最初の動き | ターミナルとVS Codeでは、何も設定していなければautoモード(別のAIが操作の中身を確かめ、危ないものを止める)で動く(v2.1.283以降)。画面なしで実行するときは、読み取り以外を毎回確認するモード(Manual)が既定で、確認が要る操作は止まる | 起動時に、Git(変更の履歴を残す仕組み)で管理しているフォルダなら「作業フォルダの中だけ書き込み、外に出るときに確認」を、そうでないフォルダなら「読み取りだけ」をおすすめとして示す |
| 確認のしかた | 計画だけを立てるモード(plan)、読み取り以外を毎回確認するモード(Manual。設定値はdefault)などに切り替えられる | 承認を求めるモード、読み取りだけのモードなどを選べる |
| サンドボックス | 既定はオフ。WSL(Windowsの中でLinuxを動かす仕組み)を使わないWindowsでは使えず、使うならWSL 2 | 最初から有効。手元で動かすときはネットワークも既定でオフ |
| 会社での縛り | 管理設定で権限ルールなどを強制できる | 管理用の設定ファイルなどで強制できる |
どちらも、確認を減らすほど作業は速くなりますが、思わぬ操作の危険は増えます。OpenAIは、サンドボックスも承認も外す設定をおすすめしないとしています。
Anthropicの公式ドキュメントも、保護の仕組みでリスクは大きく下がるものの、あらゆる攻撃を防げるシステムはないとしています。承認する前に中身を確かめるのは、使う人の役目です。
指示書と拡張|AGENTS.mdは2つで共有できる
| しくみ | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 指示書 | CLAUDE.md(CLAUDE.mdがないフォルダではAGENTS.mdを読む) | AGENTS.md(読み込むのは既定で合計32KiBまで) |
| 手順のまとめ(Skills) | SKILL.md(Agent Skillsの公開された標準に従う) | SKILL.md(同じAgent Skillsの標準にもとづく) |
| 外部ツールとの接続 | MCP | MCP |
| プラグイン | あり | あり(エディタの拡張機能では使えない) |
AGENTS.mdに社内の決まりを書いておけば、Claude CodeとCodexの両方に同じ指示を読ませられます。
ただし、Claude Codeの公式ドキュメントは、指示書は強制の設定ではないとしています。どうしても止めたい操作は、決まった時点で動く仕組み(Hooks)で止めるよう案内しています。
たとえば「本番のデータには触らない」のような決まりは、指示書に書くだけでは守られないことがあります。
出典:Claude Code Docs(プラットフォーム/セットアップ/権限モード/サンドボックス/セキュリティ/メモリ/スキル)/Codex Docs(承認とセキュリティ/Windows/管理者/スキル/IDE)/OpenAI ヘルプ
Claude CodeとCodexの料金比較|個人プランと利用枠
Claude CodeはClaudeのPro(月20ドル)から、CodexはChatGPTの無料版から上限つきで使えます。
どちらも、定額のプランにも上限があります。Claudeは5時間ごとの枠と週ごとの枠です。
Codexは5時間ごとの枠(Proは2026年10月29日時点ではなし)に加えて、週の上限がかかる場合もあります。APIキー(ほかのシステムからAIを呼び出す鍵)で使うと、使った分だけの請求になります。
| 価格帯 | Claude(Claude Code) | ChatGPT(Codex) |
|---|---|---|
| 無料 | Free:Claude Codeは使えない | Free:0ドル/Go:月8ドル(どちらも上限つき) |
| 月20ドル | Pro:月20ドル(年払いなら月17ドル) | Plus:月20ドル |
| それより上 | Max 5x:月100ドル/Max 20x:月200ドル(月払いのみ) | Pro:月100・200・500ドルの3段階 |
金額は米ドルで、2026年10月29日時点です(Claudeは税別の表記)。円では、OpenAIの日本語ページにPlus「¥3,000/月」、Pro「¥16,800から」とあります。
Claudeのヘルプセンターは、月額料金や税の扱いが地域によって異なり、現地通貨の価格がある地域もあるとしています。
無料で試せるか
- Claude Code:無料プランでは使えません。Pro以上か、APIの従量課金で使います
- Codex:無料版とGoでも上限つきで使えます。料金ページでは、どちらもデスクトップアプリで使う前提で案内されています
- Codexのクラウドでの実行:無料版とGoでは使えません(Plusから)
- Codexの画像の生成:無料版では使えません(Goについては、2026年10月29日時点で公式の案内は見当たりません)
利用枠の考え方
両社とも、使える量を「何回まで」という回数では示していません。会話の長さ、使うモデル、作業の重さで変わります。
枠は、ほかの使い方と共通です。ClaudeはチャットとClaude Codeが同じ枠を使い、CodexはChatGPTのWork(作業を任せるモード)と同じ枠を使います。
APIキーで使うと従量課金になる
| 項目 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 切り替わる条件 | パソコンにANTHROPIC_API_KEY(APIキーを入れておく設定)があり、最初に聞かれたときに「使う」を選ぶと、契約より先にこちらが使われる(画面なしの実行では確認なしで使われる) | APIキーでログインしたとき |
| 請求 | APIの料金で、使った分だけ(上限で止まらない) | APIの料金で、使った分だけ |
| 使えなくなる機能 | ブラウザ版、スケジュールタスク(旧称Routines。決めた時間に作業を動かす機能)、Code Reviewなど | GitHubでのコードの点検(レビュー)、Slack連携などのクラウドの機能 |
特に気をつけたいのは、Claude Codeの設定です。APIキーが残っていて、最初に聞かれたときに承認すると、定額の契約があっても従量課金で請求されます。たとえば、以前にAPIを試したときの設定がパソコンに残っている、という場合です。
また、MaxとTeamに付く毎月のAPIクレジットは、対話で使うClaude Codeには使えません。
Claude Codeの料金の細かい点は、「Claude Codeの料金を全プラン解説」をご覧ください。
出典:Claude 料金/Claude ヘルプ(Pro/Claude Code/利用量/Claude Codeの上限/APIクレジット)/管理者向け/Codex Pricing/Codex 認証/OpenAI ヘルプ/OpenAI Codex(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexの法人プラン比較|Team・Business・Enterprise
会社で使うなら、どちらも会社向けのプランにするのがおすすめです。会社向けは入れた内容を学習に使わないのが既定で、会社のアカウントでログインする仕組み(SSO)も使えます。

監査ログ(誰がいつ何をしたかの記録)や、社員の追加・削除を自動でつなぐ仕組み(SCIM)が必要なら、どちらもEnterpriseになります。
| 項目 | Claude(Team・Enterprise) | ChatGPT(Business・Enterprise) |
|---|---|---|
| 席の単価 | Team:スタンダード 年払い月20ドル・月払い25ドル/プレミアム 年払い月100ドル・月払い125ドル | Business(スタンダードの席):年払い月20ドル・月払い25ドル |
| 人数 | Team:2〜150名 | Business:2席から |
| Enterprise | 1席 月20ドル(年払い)+使った分はすべてAPIの料金。最低席数はセルフサービス20席・営業経由50席 | 営業に問い合わせ |
| SSO | Teamから | Businessから |
| SCIM・監査ログ | Enterprise | Enterprise |
| 学習への利用 | 既定で使わない | 既定で使わない |
| データの保持 | Claude Codeのデータは標準で30日(チャットの保持とは別)。保持期間の設定はEnterprise | 保持と保存地域の管理はEnterprise。Businessでも管理者が保持期間を設定できる |
Claudeの保持期間の設定は、クラウドで動くClaude Codeには適用されないと公式に書かれています。
データは学習に使われるか|個人プランを会社で使わない
いちばん気をつけたいのは、社員が個人の契約で仕事のファイルを扱うことです。個人プランは、設定しだいで内容が学習に使われます。
| 区分 | Claude | ChatGPT(Codex) |
|---|---|---|
| 個人プラン | Free・Pro・Max:設定がオンなら学習に使われる。保持は、許可すると5年、許可しないと30日 | Plus・Pro:設定で学習をオフにしない限り、使われる場合がある |
| 会社向け・API | Team・Enterprise・API:学習に使わない(会社がデータの提供を選んだ場合を除く) | Business・Enterprise・API:既定で学習に使わない |
会社では会社向けのプランだけを認め、ログインできる組織を管理者が決めておくと安心です。Claude Codeは管理設定で、Codexはログインの方法とワークスペースを指定する設定で、会社の契約以外でのログインを止められます。
社内ルールに置きかえると、「仕事のファイルは、会社の契約のアカウントでしか使わない」の1行になります。
管理者が設定を配れるか
| 項目 | Claude Code | Codex |
|---|---|---|
| 配り方 | 管理設定。設定ファイルやMDM(会社のパソコンに設定を配る仕組み)で配る形は、Anthropicと直接の契約でもクラウド経由でも使える。claude.aiの管理画面から配る形はTeam・Enterprise | 管理用の設定ファイル(requirements.toml)はPlus以上の全プランとAPIキー。クラウドで管理する形はBusiness・Enterprise |
| 縛れることの例 | 権限ルール、サンドボックス、MCP、プラグイン、Hooks、ログイン先 | 承認やサンドボックスの決まり、ブラウザやパソコンの操作をさせるか、ログインの方法とワークスペースの指定(この2つはクラウドの管理画面ではなく、各パソコンの設定ファイルかMDMで配る) |
| Enterpriseで加わること | 役割ごとの権限、SCIM、監査ログ、コンプライアンスAPI、保持期間の設定 | 役割ごとの権限、SCIM、監査ログ。クラウドでの実行は既定でオフ |
CodexのEnterpriseでは、GPT-6.1 SolやGPT-6 Astraといったモデルも、管理者が有効にするまで使えません(2026年10月29日時点)。導入の前に、管理者が何をオンにするかを決めておくと進めやすくなります。
10人で入れるときの料金の出し方|席の単価×人数+超過分+確認時間
月の費用 = 席の単価 × 人数 + 上限を超えた分 + 人が確かめる時間
| 例(10人・年払い) | 計算 | 月の席料 |
|---|---|---|
| Claude Team(スタンダード) | 20ドル × 10人 | 200ドル |
| ChatGPT Business(1ユーザーあたりの表示) | 20ドル × 10人 | 200ドル |
席料が同じでも、上限を超えたときの払い方は違います。Claudeは、管理者(オーナー)が組織の「使用クレジット」をオンにしてクレジットを先に買っておくと、超えた分を標準のAPI料金で払って続けられます(月の支出上限も決められます)。
ChatGPTのBusinessは、ワークスペースでクレジットを買っておくと、共有のクレジットから使い続けられます(購入価格はプランや契約によります)。
ClaudeのEnterpriseは最低席数があるため、10人ならTeamになります。Enterpriseは席の料金に加えて使った分をすべてAPIの料金で払う形で、式そのものが変わります。
平均の目安も公式にあります。Anthropicはエンタープライズ導入全体で開発者1人あたり月150〜250ドル(1稼働日約13ドル)、OpenAIは会社向けのクレジット料金表で、開発者1人あたり平均でおよそ月100〜200ドルとしています。
ただし、2社で計り方が違うため、この数字でどちらが安いかは比べられません。OpenAIも、モデルや同時に動かす数、自動化、高速モードで大きく変わると書いています。
まずは数人で試し、実際の使用量を見てから広げることをおすすめします。
見落としやすいのが、AIの作業を人が確かめる時間です。費用の見積もりには、この時間も入れておきましょう。
会社でClaude Codeを入れる進め方は、「Claude Code法人導入ガイド」で解説しています。
出典:Claude 料金/Claude ヘルプ(Enterprise/保持/使用クレジット)/Claude Code Docs(データ使用/管理者向け/コスト)/Codex Pricing/モデルの提供/料金表/エンタープライズプライバシー(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexの得意なこと|業務別の使い分け
はっきり分かれるのは、画像を生成する機能と、GitHubでのレビュー(AIにコードの変更点を点検させ、問題を指摘してもらうこと)の頼み方と使えるプランです。
| 業務 | 公式が挙げていること | 当社の使い方 |
|---|---|---|
| 文書づくり・調べもの | Claude Code:ドキュメント作成やトピック調査にも使える/ChatGPT:調査・分析・文書づくりはWork、コードの作業はCodexと分けている(利用枠は共通) | 記事の調査・構成・執筆はClaude Code |
| コードの作成・修正 | 両方:機能の追加、バグの修正など(Claude Codeはテストの作成も挙げている) | 本記事では比べない |
| コードのレビュー | 両方(頼み方と使えるプランが違う) | — |
| 図解・アイキャッチなどの画像 | Codex:組み込みの画像生成がある | 図解とアイキャッチはCodex |
| 決まった作業の自動実行 | Claude Code:スケジュールタスク(旧称Routines)/Codex:スケジュールしたタスク、codex exec | Claude CodeからCodexを画面なしで呼ぶ |
「当社の使い方」の列は、このブログの制作での分担です。どの会社・どの業務でも、この分け方がよいという意味ではありません。
画像を生成する機能があるのはCodex|Claudeは図表をHTML・SVGで作る
| 項目 | Claude | Codex |
|---|---|---|
| 画像の生成 | 「画像生成ツールのような方法で写真やイラストを生成しません」(ヘルプ) | 組み込みの画像生成(gpt-image-2)で、作成も編集もできる |
| 図や表 | 図表やグラフはHTML・SVG(ウェブページや図形の書式)で作れる(Claudeのウェブとデスクトップでベータ版) | 説明図やラベルつきの図の下書きにも使える |
| 条件 | Claude Codeの公式ドキュメントには、画像を生成する機能の案内が見当たらない | 無料版では使えない。利用枠は、文章のやりとりの平均3〜5倍の速さで減る |
Codexの公式ページは、文字の多い図や、そのまま公開する文字入りの画像は一語ずつ確かめ、必要ならデザインツールで仕上げるよう注意しています。
レビューの頼み方の違い
| 項目 | Claude(Code Review) | Codex(@codex review) |
|---|---|---|
| 頼み方 | GitHub(プログラムを保管・共有するサービス)のプルリクエスト(変更を取り込む前の確認の依頼)をレビューする | プルリクエストのコメントに「@codex review」と書く(自動でレビューする設定もある) |
| 使えるプラン | Team・Enterprise(2026年10月15日に一般提供) | Plusから(APIキーでは使えない) |
| 注意 | claude.aiのアカウントが必要(APIキーやクラウド経由では使えない) | GitHubでは、重大度の高い指摘(P0・P1)だけを出す |
Claude Codeで任せられる仕事の全体は、「Claude Codeでできることの全体像」で業務別に整理しています。
出典:Claude ヘルプ(画像)/Claude Code の仕組み/Work と Codex/機能の利用可能性/Codex 画像生成/Code Review の一般提供/Codex GitHub/Codex Pricing(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexの併用のしかた|当社の分担と連携の方法

当社は、このブログの制作で調査・執筆・チェック・入稿はClaude Code、図解とアイキャッチはCodexと分けています。Claude Codeが画像の指示書を書き、Codexを画面なしで呼んで作らせ、回収して点検します。
当社の分担
| 工程 | 担当 | 点検 |
|---|---|---|
| 調査・構成・執筆 | Claude Code | 別の担当として動くAI(サブエージェント)が、言い過ぎや事実の取り違えを確かめる |
| 機械チェック | Claude Code | 見出しのキーワード・表・字数・相談の案内・画像など9種類を1回で確かめ、1つでも落ちたら入稿しない |
| 図解・アイキャッチ | Codex | サブエージェントが、描いてはいけない語・ロゴ・文字化け・切れを確かめる |
| 入稿 | Claude Code | WordPressに下書きとして入れる。公開は人が確かめてから |
2026年8月20日から10月17日までに、このブログでCodexに出した画像の指示は47件でした(作り直しを含みます)。
Claude CodeからCodexを呼び出す3つの方法|公式プラグイン・CLI・指示書の共有
| 方法 | しくみ | 向く場面 |
|---|---|---|
| OpenAIの公式プラグイン | Claude Codeの中から、Codexにレビューや作業を頼むコマンドを使う(2026年10月29日時点で8つ) | Claude Codeで作ったものを、Codexにも確かめてもらいたいとき |
| Codex CLIを実行させる | Claude CodeがCodex CLIのコマンド(codex exec)を動かし、結果を受け取る | 決まった作業を、毎回同じ指示で頼みたいとき(当社の画像づくり) |
| 同じフォルダで別々に使う | 指示書をAGENTS.mdにそろえ、2つを交互に使う | つなぐ設定をせず、まず両方を試したいとき |
公式プラグインは、OpenAIがGitHubで公開しています。レビューのコマンド(通常のレビューと、設計の判断にあえて異を唱えるレビュー)は読み取りだけで、ファイルを書き換えません。
使うにはChatGPTの契約(無料版を含む)かAPIキーが必要で、使った分はCodexの利用枠に数えられます。
併用して分かった注意点
当社で実際に起きたことと、その後の対策です。
- コードで絵を描こうとした:「コードで描かない」と指示しなかったとき、画像を生成せずに図を描くプログラムを書こうとしました(2026年8月)。今は指示の最後にこの一文を付ける仕組みにしています
- 利用枠の上限で止まった:画像が作られずに止まったことがありました(2026年9月)。止まったら、残りは回さないようにしています
- 同時に回して取り違えた:2つの作業を同時に回したとき、別の作業の画像を取り違えたことがありました(2026年9月)。今は1本ずつ回し、作った画像の中身を照合しています
- 大きさがそろわない:画像の大きさがそろわないことがあります。作ったあとに、全部の大きさを確かめています
これとは別に、公式の注意もあります。プラグインには、Claude Codeが返事をするたびにCodexのレビューをかける設定があります。
OpenAIは、この設定は長い往復になって利用枠を早く使い切ることがあるため、様子を見られるときだけ使うよう注意しています。
出典:Codex plugin for Claude Code(GitHub)/Codex CLI/Codex 用語集(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexを会社で併用するときの注意|2社にデータが送られる

両方に同じフォルダで作業させると、それぞれが読んだ内容は、AnthropicとOpenAIの2社それぞれのデータの扱い(学習・保持)の対象になります。ひとことで言うと、1つのフォルダを2つの会社に見せている状態です。
学習・保持・管理者の設定は2社それぞれで確かめ、社内の決まりは1枚にまとめておきましょう。
2社の設定をそれぞれ確かめる
- 両方とも、会社向けのプラン(またはAPI)で使っているか
- 学習に使わない設定になっているか(会社向けは既定で使わない)
- データの保持期間は、それぞれどうなっているか
- 管理者が配る設定(権限・ログイン先)を、両方で用意しているか
- APIキーをどこに置き、誰が管理しているか
契約と社内ルールを1枚にまとめる
2社と契約すると、請求・管理画面・決まりが2つずつになります。少なくとも次の5つは、1枚にまとめておくと迷いにくくなります。
- 誰が、どちらの契約で使うか
- 費用を、どの部署が払うか
- 指示書をどこに置くか
- AIに、確認なしで進めさせてよい操作はどこまでか
- 入れてはいけない情報は何か(顧客の個人情報、契約書など)
AIを使うときの社内の決まりづくりや、ツールの選び方から相談したい場合は、「AI導入支援会社の選び方・費用相場」も参考にしてください。
出典:Claude Code データ使用/OpenAI ビジネスデータ/OpenAI ヘルプ(2026年10月29日に確認)
Claude CodeとCodexのよくある質問(FAQ)
Claude CodeとCodexは、両方を契約する必要がありますか?
両方を契約しなくても使い始められます。当社のように、画像はCodexに任せるなど役割を分けたいときに、両方を使います。
まずは、会社で今使っている契約に近いほうから試すのがおすすめです。
Claude CodeとCodexは、無料で試せますか?
Codexは、ChatGPTの無料版とGoでも上限つきで試せます。ただし、クラウドでの実行は使えず、無料版では画像の生成も使えません。
Claude Codeは無料プランでは使えず、Pro(月20ドル・2026年10月29日時点)から使えます。
会社の情報を入れても大丈夫ですか?
会社向けのプラン(ClaudeのTeam・Enterprise、ChatGPTのBusiness・Enterprise)やAPIなら、入れた内容は既定で学習に使われません。
個人プランは設定しだいで学習に使われるため、仕事では使わないようにしましょう。併用するときは、2社それぞれの設定を確かめてください。
開発者でなくても使えますか?
使えます。どちらもデスクトップアプリから、ターミナルを使わずに始められます。
当社も、記事の調査や執筆、図解づくりといった開発以外の仕事に使っています。
ただし、AIの作業結果を確かめるのは人の役目です。
Windowsで使えますか?
どちらもWindowsでそのまま使えます。Claude CodeはWindows 10(1809)以上で動きます。
WSLを使わないWindowsではサンドボックスが使えないため、使うならWSL 2を選びます。
CodexはWindows 11が推奨で、PowerShell(Windowsでコマンドを打つ画面)とWindows用のサンドボックスで動きます。
契約の入口と、2社分の設定
まとめ|Claude CodeとCodexは契約の入口と画像で選び、併用は2社分を設定する
選ぶときは性能の評判よりも、契約の入口、会社向けの管理、画像を作るかどうかから決めるのがポイントです。
本記事の要点
- 契約の入口が違う:Claude CodeはClaudeの有料プランから、CodexはChatGPTの無料版から上限つきで使えます
- 会社では会社向けプラン:どちらも学習に使わないのが既定で、監査ログなどはEnterpriseです
- 画像はCodex:画像を生成する機能があるのはCodexで、Claudeは図表をHTML・SVGで作ります
- 併用は2社分の設定:データの扱いを2社それぞれで確かめ、社内の決まりは1枚にまとめます
まずは、会社で今使っているAIの契約(ClaudeかChatGPTか、個人向けか会社向けか)を確かめてみてください。そこから、どちらを先に試すかが見えてきます。
もし「今の使い方を見直したい」「今後の事業の広がりも見据えてきちんと検討したい」「どれを選べばよいか分からない」という方は、お気軽に当社へご相談ください。これまでの実績や活用事例とあわせてご説明します。


